はじめに
ロードバイク界には手信号などのルールもありますが、今回は車道でのマナーについてです。
自転車は軽車両であるため、車道を使うべきであることはみなさんご存知のことだと思います。
以前に記事でも書きましたが、ロードバイク乗りの方って常識があって交通ルールやマナーを熟知している方が多いと思うんですよね。
ただ、
●車からはどう見られているのか?
●車道でのロードバイク乗りのマナーは浸透しているのか?
●どういったマナーを使うべきなのか?
疑問はたくさんありますよね。
今回は、父と私の考える、車道でのロードバイク乗りのマナーについて、記事にしたいと思います。
【ロードバイク界でのマナーとは】
手信号
ローディーの方ならご存知の、手信号がありますよね。
右の方向を指したり、背中に手のひらを置くと止まる合図、走行注意を後方の人に知らせるサインなどがあります。
このサインはほとんどの方がされているサインだと思います。
挨拶
また、もう一つ有名で論争になるのがローディー同士の挨拶です。
する方としない方に分かれると思いますし、もしされなかった場合「私はローディーとして認められてないのかな...」と落ち込むことになる、挨拶の話題です。(笑)
これについても挨拶の記事で書きましたが、結論から言うと「自分はローディーとしてマナーを守っていますよ」と言う合図になる役割があるんです。
【車からはどう思われている?】
では、車道を走るロードバイカーが多い中、車からはどう思われているのでしょうか。
色々と調べて見ました。
大型トラックの運転手の例
こんにちわ、大型トラックドライバーをしております。質問お願いします。
国道、バイパス道路を走行していると、たまに自転車が車道を走っています。確かに交通法では、自転車も軽車両になるので、車道を走らなければいけないのかもしれません。
しかし、車が50キロ~以上で走行している道路を自転車が走行するには、危険極まりないと思われますよね。だいたいそういう道路は、歩道も自転車走行可になっていると思われるのですが。
問題はロードバイク?です。競技用みたいな自転車です。維持でも歩道側に行かないのはなぜなのでしょうかね?
出典 : 危険極まりない自転車(ロードバイク)についてこんにちわ、大型トラックド... - Yahoo!知恵袋
危険極まりない。ロードバイクは意地でも歩道に行かない。と書いていらっしゃいます。
右折レーンにロードバイクが割り込む
片側2車線の右折レーンにロードバイクが割り込んできたのですが、どのようにやり過ごすのが正解でしょうか?
信号待ちしてるときにオートバイのようにすり抜けして前に出てきました。
出典 : 片側2車線の右折レーンにロードバイクが割り込んできたのです... - Yahoo!知恵袋
右折レーンに行くこともかなりの議題ではありますよね。
中にはロードバイクにもウィンカーをつけるべきだと言う方もいらっしゃいますが、ウィンカーをつけたところで車は見てくれないのではないでしょうか。
危険な自転車乗り
最近の危険な自転車乗り
ロードバイクというんですか?車道でスピード出しているレース型自転車。
百歩譲って車道を走るのは良いとしても、スピードを出されると迷惑です。速くても20キロ以下に抑えてください。クルマが追い越すとき、対向車線へハミ出す時間が伸びるので、正面衝突の危険性が高まります。自転車が30キロも40キロも出したら、クルマはそれを追い越すとき進路変更する時期を迷います。そして対向車にビビリながらアクセル全開で対向車線へハミ出して通過するのです。
他の質問で、自転車乗りの意見として流れにのった速度が安全という意見がありました。しかし実際には逆です。この人は間違いなく普段クルマを運転しないから、そのような妄想をするのです。
出典 : 最近の危険な自転車乗り - ロードバイクというんですか?車道でス... - Yahoo!知恵袋
ロードバイクは危険な乗り物だと。
車道では逆に早い方が怖く感じる。とのことです。
車道では、車が対向車線へはみ出して抜かす形が一般的ですよね。
車も自転車に対して危険意識は持っていると思いますし、上の方のように逆に迷惑に思っていることもあると思います。
と言うか、迷惑に思っている方が大半ではないのかと思うんです。
実際、道路を作るための自動車税など、税金を取られてるのは車ですよね。
自動車の方が車道のロードバイクに対し怒ったり権利を主張するのも仕方ありません。
自転車は軽車両なので平等かもしれませんが、税金を払っている人が「ここは自分ら車の道や!」って思っている場合があるかもしれないってことです。
では、どういった危険回避ができるでしょうか。
【ロードバイクで車道を走る交通ルールとマナー】
車とアイコンタクトを取る
先ほどまで見てきた通り、ほとんどの車は自転車が心配なんです。
突然動き出さないか、車線変更しないか、不安なんです。
そのため、車が来ていることを気づいていますよアピールをすることが重要です。
後ろから車が来たことをバックミラーで確認するだけでなく、きちんと後ろを向くことで、車に乗っている人は自転車が自動車の存在に気づいていることを初めて知ることができます。
お互いマナーを守ることは、車の煽りの減少にも繋がるでしょう。
右に寄るときも、前に障害物があるときも、絶対に振り向いて合図をすべきだと思います。
アイコンタクトを取ることは、車への敬意だけでなく自分の身の安全にも繋がります。
必ず、オーバーアクションで伝えるべきです。
連なったライドは間をあけて走る
人数の多いライドでは、5〜10人で走ることもあるかと思います。
もし自転車が10台連なって走っていれば、車は抜かすことが出来ません。
車が自転車を抜かすときは、対向車線が途切れた時に、対向車線にはみ出して抜かさないといけないからです。
10台はもちろんですが、5台でも少し迷惑に感じると思います。
人数の多いライドでは、3人の間に車一つ分入るスペースを開けてライドをすべきだと思います。
信号待ちでは車の横に入り込まない
車が早いのは必ずです。
車にとっては、横に並ばれてしまったら「また抜かすのか...」と言う気持ちになるんです。
信号で出発するとき車の方が早いのは確実なので、車の気持ちを考えると車の横のスペースにわざわざ入り込まず、後ろにつけるのが一番だと思います。
信号が変わったときは、車を優先させる
信号が多ければ、自転車と車の抜かし合いになる場合がありますよね。
信号で横に並んだかと思えば、また車に抜かされ、また信号で横に並ぶ。
車からすると、毎回怖い思いをしなければなりませんし、迷惑である場合が多いです。
もし信号で止まっている車が3〜4台なら、車が出発してから後ろにつくように遅れて出発するのが一番かと思います。
路肩に寄り過ぎない
本来、法律的にはどんな車両も路肩は走ってはいけません。
路肩とは白線の外側のことです。
白線の内側を走るのは法律で決まっていることですが、路肩が広くどうしても走ってしまう場合や車が沢山通る大通りでは怖くて路肩を走ってしまうときはあります。
ですが、白線の内側を走ることで防げるメリットがあるんです。
●路肩はパンクしやすい
路肩には、車の風圧などで道路のゴミが集まりやすいので、パンクする原因になることがあります。
●既に避ける場所がない
これもマナーの問題ではありますが、車が来た時に後ろを振り向き少しだけ路肩の方に寄れば、車は「車のことを考えているマナーのある自転車乗りだな」と思うかもしれません。
既に路肩に寄ってしまっていれば、もう寄る場所がないため「何も考えていない自転車乗り」と思われる可能性があるんです。
どんなに怖くても、車が来ていないときは白線の内側を走り、車が来たらアイコンタクトをとり少し路肩に寄る、が鉄則です。
【おすすめ書籍】
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まとめ
自転車であっても、交通ルールは同じです。
車なら、右に寄る際は割り込めるスペースがあることを確認し、ミラーで後ろから車が来ないか確認して、もう一度目視して、右に寄るのが基本ですよね。
自転車も同じようにすべきですし、待ってもらったらお礼をして、「車のことを考えて走っていますよ」と言う合図を常に送れば煽られることもなくなるかもしれませんし、お互い相手の立場に立って行ければいいですよね。
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