はじめに
ローディーの皆さん、ハンガーノックの経験はありますでしょうか。
私は2度、経験したことがあります。
自転車はハンガーノックになりやすいと言われています。
ハンガーノックになると、さっきまで元気だったのに!と言うほど突然力がなくなってしまいますよね。
今回は、初心者こそ実践すべきハンガーノック対策について記事にしたいと思います。
● ハンガーノックを予防と対策方法は?
● ハンガーノックになったらどうなるの?
● ハンガーノックになったらどうすべき?
お悩みのことだと思います。
では、私の経験談を含め、実践している対策を紹介して行きたいと思います!
【ハンガーノックとは】
ハンガーノックの意味
まず、ハンガーノックとは様々なスポーツ界で使われる言葉です。
意味合いは、激しく長時間に渡るスポーツの最中、極度の低血糖状態に陥ること。
突然訪れます。
ハンガーノックの症状
どんな症状が起こるかと言うと、
・吐き気がする
・体が動かない
・手足がピリピリする
・手足が震える
・力が出ない
・意識がぼーっとする
・意識を失う
軽いものだと吐き気がするものから、重症になると意識を失ってしまうこともあるんです。
しかも、怖いのは「ハンガーノックになる人は、ハンガーノックになる直前まで気づかない」と言うことなんです。
【私の2回のハンガーノック経験】
わたしは今まで、2度のハンガーノックを経験しています。
重症ではありませんでしたが、吐き気、体が動かない、手足が震える、力が出ないといった症状でした。
1度目のハンガーノックは初ライドにて
一度目は初ライドでした。
こちらの記事で記載しましたが、明日香村までの100キロを走ってきました。
ハンガーノックが起きたのは、明日香村に到着した、およそ45キロほどを走った時でした。
朝ごはんはしっかり食べていましたし、途中の団子屋さんで団子を2本、食べていました。
全く飲まず食わず休憩せずの45キロではなかったのですが、明日香村に到着し、少し休憩した時、全く力が入らなかったんです。
その時はハンガーノックと知らず「なんか無理」と言う感情しかありませんでした(笑)
本当に何を聞かれても「なんか分からんけど無理」って感じです。
その時は軽食を取り、20分ほどで回復したので「お腹が空いてたんだな〜」ぐらいに思っていたのですが、重症になりかける可能性は十分あったと思います。
辛くなった時に休憩ができて、食べ物が食べられることで、改善できたんです。
2度目のハンガーノックも100キロのライド
2度目も実は、100キロライドの時だったんです。
バカですよね。(笑)
その時は父と嵐山に行った帰りでした。
嵐山までも休憩を多めにとり、(関西医大やさくらであい館)かなりゆるく向かっていたのですが、なぜか到着したら食欲が湧かない。
運動をしすぎたり、長時間何も食べていなかったらお腹が空いているか分からないことありますよね。(私だけ?)
そんな私は、嵐山でうどん1玉しか食べなかったんです。
そのまま帰路につき、なぜか関西医大あたりで「しんどい〜」連発。
でも帰るしかありません。
手は震えていましたし力が出ないので(+向かい風)、時速15キロで淀川を走る、なんとも恥ずかしい光景を生み出していました。
淀川では寄れるコンビニもないですし、その時は向かい風だったので途中の公園でまたまた休憩。
どうにか頑張って淀川を出て見つけたコンビニで、おにぎり2つとチキン1つ、ハッシュドポテト1つを食べて蘇りました。
脂っこいものは食べるべきではないかもしれませんが、ハンガーノックになっても食欲があるのか分からなかった私は、「今一番食べれるもの」を選びました。
【ハンガーノックの予防】
ハンガーノックになることも危険ですが、もっと危険なことは、
「自分はまだ大丈夫」
「お腹が空いてないから大丈夫」
「まだ間食は必要ないだろう」
と思ってしまうところなんです。
対策① 朝ごはんはお腹に残るものを食べる
朝はエネルギーが一番有り余っている時間帯なので、摂取エネルギーが少なくても50キロぐらい走れてしまうんです。
体は悲鳴を上げていることに気づけないだけなんです。
どんなに元気でも、10〜20キロ進むごとに休憩をすべきですし、間食を食べるべきです。
対策② お腹が空いていなくても食べる
お腹が空いていなくても、お腹は「空いている」と思っています。
自転車って、エネルギー消費の効率がいいので自分が思っている以上にカロリー消費してしまうんですよね。
www.roadbikejoshi.com
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こちらの記事で脂肪燃焼効率についての話はしましたが、疲れていないはずなのに意外と体はカロリーを消費していると言うことが起こり得るんです。
ダイエットをしていても、何かをお腹に入れることは絶対に大切です。
使われる糖分が全て使われて、筋肉まで減らしながら走るよりは補給をした方がいいですよね。
対策③ 昼食はがっつり取る
特にロングライドでは帰り道の昼食後が危険ですよね。
わたしの場合は、2回の経験から「お腹が空いていない」と感じるのは幻想だと分かったので、無理にでも唐揚げ定食ぐらいは食べるようにしています。
対策④ コンビニに寄ったら食べる
大勢でのライドでは、コンビニに寄ることは多いと思います。
休憩だけではなく、何かを食べましょう。
対策⑤ 補給食を忍ばせておく
先ほど紹介した2度目のハンガーノックエピソードでもある通り、淀川でハンガーノックになった時は死んだと思いました。(笑)
コンビニまであと15キロ弱は絶対に経験して欲しくないです。
補給食を身につけておくのがベストです。
補給食の中でもオススメなのが、アミノバイタルです。
こちらは父が使っており、2回目のハンガーノックの際にコンビニまで耐えるために飲んだもの。
水に溶かすタイプなどもありますが、こちらは粉薬を飲むように流し込みます。
グレープフルーツ風味で美味しかった記憶があります。
オススメなところは、スティック状なので持ち運びがしやすいところなんです。
軽量化に命をかけるローディーの皆さんでも、重さを気にしなくていい。
もう一つは塩分チャージ。
暑い夏の熱中症対策にも、流行ってますよね。
錠剤タイプで持ち運びやすいので、私は背中のポケットに10個ほど忍ばせ、1日で舐めきります。(笑)
美味しいからついつい。(笑)
【ハンガーノックになりそうな予兆を知ろう】
これも大切なことです。
ハンガーノックになりそうだなと感じたら、先ほどのアミノ酸を流し込む。
そうすれば辛い状況はやってきません。
予兆としては、
● 漕ぐのが辛いような気がする....
● お腹は空いてないのになんかしんどい
● 手足が震えているような気がする
● いつも登れる坂が登れない
などが挙げられます。
予兆って、「気がする」ことなんです。
かもしれないと思ったら、絶対対策を。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
もう絶対経験したくない、「なんか無理」状態。
吐き気や手の震え、足取りが重く自転車が漕げないのに、コンビニまであと15キロある状態。
皆さんにも体験して欲しくありません。
ぜひ活用してみてください^^
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