はじめに
2018年のツールドフランスも、7月7日に始まりました。
7月29日までの23日間の長い戦いになります。
今回、ルール変更が行われたことで、有利なチーム、不利なチームが出てきてしまうと予想されています。
出場選手数の変更
前回までは、1チームの出場人数は9名。
22チームを合わせて最大198名までが出場できました。
今回から、1チームの出場人数を8人に変更され、合計人数が最大176名に変わることになります。
変更された理由
「選手の安全性向上」
出場選手が多いと、集団落車の危険があります。
今回も、1日目に集団落車が発生したように、人数が多いと落車の危険が高くなりますよね。
落車に伴って怒るのが怪我です。
40〜60キロを出しながらの落車による怪我は、擦り傷どころではありません。
選手のこれからのキャリアにも影響してきます。
よりエキサイティングなレースに
選手人数が減ることで、今までの戦略通りにはいかなくなります。
変更に伴う影響
Jスポーツ解説者の栗村修、サッシャによると1人減ることによる変化はかなり大きいそうです。
チームスカイのように、優勝を狙って団体の先陣を切るチームにとっては不利。
有力チームのアシストが減るということは、他のチームにとって有利に働きます。
一方で、山岳賞やスプリント賞など、いくつものポイントから攻め、挑戦していくチームにとっては有利。
またこの変更を受けて戦略変更が結果に関わってくることになりますが、チームの中では戦略会議中サングラスをつけて頷いているふりをしながら寝ている選手もいるので、どう働くかが見どころだ、とおっしゃっていました。
日本人、新城幸也選手
今回は、バーレーン・メリダ所属の新城幸也選手がメンバーに選ばれませんでした。
これも出場人数が減ったためと言われています。
まとめ
集団落車は、スピードが出ているから危険なだけではなく、集団の中にいるため後ろの選手に轢かれてしまったり皮膚が破れる怪我をしてしまう事があります。
どれだけジャージが破れても、完走しなければ次の日のレースには出られません。
変更されたことによる影響がどれくらいあるか、見どころです。